アメリカ大陸横断中: アメリカ大陸横断18日目（Los Angeles）

実は昨日、大陸横断しました。
いやー。昨日のひろきのブログはなかなかテンション高めですね。

紅一点、一夜明け、目標だったはずのものを手にした状態で朝が続くのは妙な感じです。

たった数週間のことですが、僕らの朝はいつのまにかこんな感じーベットを一番に飛び起きシャワーに直行するひろき、むにゃむにゃと枕に吸い付きベッドからなかなか起き上がれないしゅん、気付かない間に起きていて気付いたら部屋から出ていて気付かない間に帰ってきて気付いたらギターを握っているのがたっち、コーヒーを飲みながらふとそんな三人の様子が面白くカメラを構えているのがぼくーてな構図がありました。
目標を達成してしまって何をすれば良いのやら、もっとだらっとしても良かったんですが横断メンバーは今日も結局同じような朝を迎えていました。いつもと少し違う朝のはずなのに、それぞれがいつもと同じように振る舞っているように感じました。ふぅ。あとはゆっくり、ひたすらに観光。

上の四枚の写真はVenice beachです。LAはカリファルニアの南部。9月半ばのこの日も気温は37度。かなり暑かったです。カリファルニア出身のあの世界的ビックバンド、レッチリのBy the wayというアルバムに、Venice Queenという曲があります。ここがその曲名にも出てくる地名です（恐らく）。ヤシの木が並び、バスケットコートがあり、その前には、屋台や、お土産屋さんがあり、ビーチでは、ランニングで汗を流す人、バイクで風をきる人、パフォーマーなどもいて、かなり盛り上がっていました。

お次はシンガソングライターElliot Smithの5thアルバムのジャケットの背景として使われた壁に向かいました。彼の曲は、ガスヴァンサントのグッドウィルハンティング（良い映画なので、まだ見てない方は是非どうぞ）という名画にも使われております。

炎天下の中歩き回りようやく見つけました。

しかし、当時のペイントは僅かにしか残されておらず、上から落書きが・・・。黒と赤の円弧に見えるのがジャケ写に使われたペイントです。

この壁の後ろには音響関係のお店があります。その壁にはもともと五線譜が描かれていて、それが伸びて変形したものがこの五本の（写真では四本に見えますが）円弧のペイントのイメージになったのだとお店のオーナーが教えてくれました。そのペイントを見たElliott Smithがこの場所をジャケ写に選んだ、というわけです。

彼の没後、この壁にはたくさんのメッセージが書き込まれたらしいです。ファンの方には怒られるかもしれないけど（僕もいちファン）、綺麗に残され、観光地化されるよりかは、この落書きの重なりが、褒められたものではないけれど、今の時代にまで彼の魂が生きられているような時の連続性のようなものを強く感じさせました。